撮り鉄 お客様写真
日立水戸「さつきまつり」展示車輌を撮る!
「ED15」③
2016年6月3日撮影 (撮影場所)日立水戸事業所 (お客様のコメントです) 同系設計・デザインの日立製電気機関車は、昭和初期に長野電鉄や富士身延鉄道(現JR身延線)など、各地私鉄に導入され、なかでも南武電気鉄道(現JR南武線)のものは、国鉄買収後「ED2711」の形式で立川機関区に所属し、青梅線近辺で運用されていましたので、オールドファンの方は何となく姿に見覚えのある方もおられるかもしれません。 |
古風なカンテラ風テールライト。国鉄標準とは微妙に形状が違います。 |
連結器廻り。リベット構造の他の箇所と違い溶接となっており、端梁には円形の埋めた跡があります。落成時期は大正14年の自動連結器交換前ですので、これは最初の欧州タイプのネジ式連結器とバッファを撤去、自連に交換した跡でしょう。 |
以前読んだ鉄道ピクトリアルで「ED15の廃車期には老朽化で台枠の屈曲垂下が見られ…」といった内容の供述があったのですが。 |
この通り最前部のエアフィルタの直後で確かに微妙に折れ曲がり、外板もひずんでいます。やはり長期使用の経験がほぼゼロだったせい…ということなのでしょうか。彼は後輩たちの礎となったのだ… |
ED15の側に置いてあった、貨物ヤード用リニアモーター貨車加減速装置。同様のものは各地の貨物ヤードで見られ、1984年(昭和59年)のヤード輸送終焉とともに殆ど姿を消したのですが、この現物は例外的に1996年(平成8年)まで現役だったもの。 |
この技術は都営大江戸線などの車輪形リニア地下鉄の母体となった…そうです。 |
さて、本来のお目当ては同じく保存されているED78とEF200だったのですが、ED15の近くには見当たりませんでした。社員の方に聞くにゲート前のイベントステージ裏だということで、案内してもらい移動しました。 |
EF200-901へ続く
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