2023年8月19日土曜日

駅長ブログライブラリー 乗り鉄 お客様思い出の31-1

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2014年2月12日掲載 乗り鉄 お客様思い出の旅31-1
ぐるり北海道フリーきっぷの旅  その1
ずいぶん前のことですが、「ぐるり北海道フリーきっぷ」というお得な切符がありました。
私の職場では毎年の休暇を年度末までに消化しなくてはならないという決まりがあり、
2月くらいになると上司から「休め」と言われ、休まないと上司の評価が下がるというものでした。
そこで、休暇消化にフリー切符を使って流氷観光に行くというのが、毎年の定番でした。
この切符は東京都区内から北海道までの往復のJRと北海道内のJRに乗り放題というもので、
しかも東北新幹線や北斗星のB寝台(ソロも可)にも乗れて、
JR北海道管内ではグリーン席を除く特急列車にも乗り放題できるという優れモノでした。
ちなみに有効期間は5日間で、5日目の夕方に上野行き北斗星に乗れば、

6日目の朝に上野に到着するまで楽しめる切符です。
現在、往復の北斗星だけでも倍くらいの金額がかかります。

2010年2月18日
1日目。
4年前の北斗星はEF81が引っ張っていました。
上野での入線時は乗客の記念写真と、乗らないけど写真に撮る人たちで賑わっていました。

現実逃避をさせてくれるこの方向幕。ワクワクしますね。

車内販売のワゴンではsuicaで買い物ができます。
北海道限定のビールを旅のお供に。
私は食堂車よりも上野で駅弁を買い込んで車内で食べるタイプです。
「牛肉どまんなか」とかお勧めです。

個人的にはB寝台ソロの2階が好きです。
車両によって写真の反対側にロフトっぽい荷物スペースがあって広々としているので2階が好きなのです。
ちなみに半室ロビーカーは、自動ドアの作動音がうるさいので、それ以外の車両をお勧めします。
ヒーターは暑く感じるくらいに効きます。
この室内で、走行音やホイッスルの音、それから「ハイケンスのセレナーデ」を聴くともうたまらないですね。
車内放送では停車駅や到着時刻はもちろん、青函トンネルの通過時刻の案内もしてくれます。

2日目の朝。
函館駅に到着。青函トンネル用のED79からDD51に付け替えです。

内浦噴火湾沿いに走り、札幌を目指します。
車窓からは大沼公園・駒ケ岳・内浦噴火湾・昭和新山・樽前山などが見られます。
車内放送では、そういった名所やJRで最も長い直線区間の案内をしてくれます。
夜行列車ならではの粋な計らいってところでしょうか。

AM11:15、札幌に到着です。

札幌から11:51発「スーパーおおぞら5号」に乗り換えます。
キハ283系、ディーゼルカーなのに、ものすごい加速をします。

これも今回のフリー切符の中に含まれます。
自由席でも指定席でも乗れます。

14:09、帯広に到着です。
ここで遅い昼食です。

帯広といえば豚丼です。
まずは豚丼発祥の店の「ぱんちょう」からです。

豚丼のハシゴ、お次は「ぶたはげ」です。
私の場合は列車に乗るか何か食べているかなので、帰る頃に体型が変わってしまいます。

食事が済んだら別腹のスイーツです。
帯広のお菓子処といえば「六花亭本店」です。

六花亭本店ではイートインスペースがあって、買ったお菓子を
無料サービスのコーヒーと一緒に食べる事ができます。
左は賞味期限2時間の「雪こんチーズ」、右は賞味期限3時間の「サクサクパイ」です。

再び帯広駅に戻って、16:39発「スーパーおおぞら7号」で釧路に向かいます。
釧路に18:14到着後、18:19発の釧網本線に乗り換えて、知床斜里を目指します。
この日の宿は知床斜里の駅前にあるホテルです。
知床斜里の到着が21時前、ここまでずっと列車に乗りっ放しです。
ぐるり北海道フリーきっぷの旅  その2に続く!
(掲載当時と同じコメントです)

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