2022年7月1日金曜日

駅長ブログラ イブラリー266

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2018年4月21日掲載 撮り鉄 お客様写真266
旧しなのマイクロ 長野電鉄ED5000
先に入手した国鉄ED15の兄弟製品、長野電鉄ED5000を入手しました!
実車はED15と同じ日立で製造された、兄弟機と言える車輌です。近年まで稼働状態でしたが、昨年5001号車は解体、5002号車は長野近辺の地元業者に引き取られたようです。
ケースはどうも弱い造りのようで、先のED15同様ひびが入っていました。(個人的な感想ですが、ケースの弱さは旧マイクロ系の業病のようで、末期のプラ製品までひきずってしまいます)

製品は40年前のもので繊細なエッチング車体ははED15同様。ただ、帯塗装がラフである…とは当時から言われていたようです。(どうも手作業で塗り分けて数を作っていたせいみたいですね)

一方パンタグラフはエッチング表現でシューが作られており、現代でも見られない繊細な表現です。組立ての手間も含め担当者の熱気が垣間見える気もします。ワールド工芸でもまず今後手は付けない題材でしょうし…

ED5002と車体エッチングモールドがありますが、先にも言ったように結果的に現存ナンバーとなりました。大昔の鉄道模型趣味誌で地元ファンが最末期仕様にフルディティールアップした作例がありましたが、さすがに現存数を考えると躊躇します。
車体のリベット表現などは、この時代だと手描きで描いた原図を写真製版で縮小して…という手間がかかってるんですよね。製図ソフトなど夢そのものだったアナログ時代の熱気の一端…として保存したいと思います。

(掲載当時と同じコメントです)

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