2019年11月2日土曜日

駅長ブログ ライブラリー650

駅長ブログ ライブラリー
2014年2月23日掲載 撮り鉄 お客様写真650
北国博物館のキマロキ編成
私はバイクで北海道ツーリングを何度かしていますが、
3年半ほど前の旅のある日のこと、
ちょうどこの日は一日予定が空いてしまい、見たいものがあったので名寄まで行ってみる事にしました。
その見たかったものとは、北海道の除雪列車・キマロキ編成です。
2010年8月21日撮影
(撮影場所)
北国博物館(お客様のコメントです)
JR宗谷本線の名寄駅の南側に北国博物館があります。
その近隣に旧名寄本線の跡地があり、そこに保存されているのがキマロキ編成です。
キマロキの名称は、機関車→マックレー車→ロータリー車→機関車の頭文字を取ったものだそうです。
日本でキマロキ編成の展示が見られるのは、ここだけだそうです。

かつての活躍の場であった旧名寄本線の線路に鎮座しているキマロキ編成。
地元の有志の方々が保存会として保存活動を行なっているそうです。
北海道は旧国鉄車両が多く保存されてますが、錆や心無いいたずらなどで状態の悪いものも多いです。
その中でも手を施して、かつての雄姿を良好な状態で魅せてくれるのはたいへん有り難い事です。

先頭車の59601。
ギミックとしてヘッドライトが光ります。
これで煙や蒸気を噴いたら走り出すのでは?と思ってしまいます。

59601を左側から。切詰デフ付きの9600はカッコいいです。
北海道重装備型というやつです。

マックレー車、キ911。
線路両側の雪をかき寄せる役割のようです。

マックレー車を左側から。
かき寄せた雪が次のロータリー車の赤い羽根に取りこまれていく様子がイメージできます。

ロータリー車、キ604。
黒い武骨な車体に赤い大きな羽根が迫力満点です。

この羽根で雪を横に30m、縦に20mも飛ばしていたそうです。
蒸気機関で回していたようですが、どれだけのパワーだったのでしょう。

ロータリー車を後押しするD51 398。
個人的には副灯付きの前照灯とスノープロウの付いたカマが好きだったりします。

D51 398を左側から。

最後はヨ4456。
説明書きを見ると、個人からの寄贈品のようです。
やはり国鉄時代の編成の最後尾は車掌車ですね。


キマロキの近隣に宗谷本線が通っており、この時もスーパー宗谷が駆け抜けていました。
(掲載当時と同じコメントです)

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